おおみやこうきの社員日記

先日の日曜日、沖縄県立博物館・美術館で「お笑い米軍基地」を観てきました。



「お笑い米軍基地」とは、沖縄お笑い団体・演芸集団ＦＥＣが演じる、米軍基地をネタにしたショートコントや劇が繰り広げられる舞台です。

いわゆる「お笑い」ですが、昨日は美術館開館記念展関連イベントとして公演されました。
県立美術館というと どうしてもお堅いイメージを持ってしまいがちですので、なかなか粋な企画だと思いました。



入場無料ということもあってか かなりの人気で、開場の１時間前から行列ができていました。



昨日は９本のショートコントと劇が公演されましたが、約２時間の公演時間中、
笑いっぱなしであっという間でした。



「明日の降水確率は、本島中南部は40％、北部は50％でしょう。」

「CH53D大型輸送ヘリが降ってくる確率は、本島北・南部は10％、 沖縄国際大学は90％でしょう。お出かけの際は、傘をお忘れなく。」


など、笑えそうで笑えないネタを面白おかしく演じていました。


公演の最後に、あの世にいるおじーが

「うちなーんちゅが今こうして笑って過ごせるのは、戦争当時を生き抜いてきたおじー、おばあが、米軍や日本軍に家や土地、財産を奪われ、肉親を殺されても、復讐しようとしなかったおかげだよ。復讐からは何も生まれない。」

「ピース。」

と語っていたことが印象に残りました。


沖縄と基地、戦争と平和などについて、笑いながら考えさせられる「お笑い米軍基地」。

毎月、那覇市ぶんかテンブス館で定期公演もしているそうですので、みなさんも是非一度ご覧になって下さい。

ｂｙ みーちん